【電磁石の戦士】遊戯王で学ぶ格差社会【考察その②】
前回の「電磁石の戦士」記事の後編です。
まず、電磁石の戦士ってなんぞ?って人はこちらをご覧ください。
前回は電磁石の戦士のベースとなる新規モンスター「α」「β」「γ」とこのデッキの切り札的存在である「ベルセリオン」を紹介しました。
今回のストラクチャーデッキには、電磁石の戦士モンスターだけでなく、サポートする魔法罠も収録されています。
本記事ではまず、残りの新規カードを覚えていってもらおうと思います。
chapter.1 名前がまんますぎる《マグネットフィールド》について
磁力とか、目に見えないエネルギー系特殊能力って引かれるよね。引かれない?
《マグネット・フィールド》 フィールド魔法
「マグネット・フィールド」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにレベル4以下の岩石族・地属性モンスターが存在する場合、自分の墓地のレベル4以下の「マグネット・ウォリアー」モンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、自分の岩石族・地属性モンスターの戦闘で
相手モンスターが破壊されなかったダメージステップ終了時に発動できる。その相手モンスターを持ち主の手札に戻す。
①の効果は磁石の引きつける性質
自分の場にLv4以下の地・岩石がいる条件下で墓地のLv4以下磁石の戦士を蘇生できます。効果も無効化されないので、単純に毎ターン使える死者蘇生です。前回の記事でこのテーマにはアルタイルがいないと言いましたが、このカードや岩石の番兵がアルタイル的な役割を担っていると言えます。
②の効果は磁石の反発する性質
ターン1制限はありますが、貧弱な磁石の戦士たちが相手モンスターをなんでも突破できるようになります。最近流行りの「カードの対象にならず、効果で破壊されない」モンスターたちも楽勝です。戦闘で生き残る必要もないので、カオスMAXに自爆特攻する漢気溢れるプレイもできますね。
chapter.2 すごく9期っぽい《マグネットコンバージョン》について
《マグネット・コンバージョン》通常罠
(1):自分の墓地のレベル4以下の「マグネット・ウォリアー」モンスターを3体まで対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
(2):墓地のこのカードを除外し、除外されている自分のレベル4以下の
「マグネット・ウォリアー」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
conversion・・・転換、改造という意味
①の効果は墓地の磁石の戦士を3枚まで回収する効果。手札が最大2枚増えるので一見強そうなんだけど、ベルセリオンを出すときは場、墓地、手札問わずコストにできるので墓地に居てもらって構わない。ベガの効果を持つγと特殊召喚先の磁石の戦士を回収してランク3を組んだ後、墓地に行った磁石を除外してベルセリオンを出せれば無駄が無さそう。
②の効果は除外を帰還させる幻影霧剣のような効果。当然スペルスピード2なので自分のターンの展開補助や相手ターンに防御手段としても使える。α、β、γの召喚特殊時の効果はターン1制限があるので相手ターンに使えたらおいしいですね。
ただし、除外ゾーンの磁石の戦士が減るという事はベルセリオンが破壊された時の帰還対象を失うことになるので注意が必要。(帰還効果は3種が揃ってないと使えない)
墓地の電磁石を除外してベルセリオン→コンバージョンで帰還して電磁石の効果発動→ランク3を組んで素材の電磁石を外す→除外してベルセリオン効果
というサイクルが出来ればスマート。
どちらかというと②の効果の方が強いので回すためには①の効果を相手ターン中に無駄撃ちする戦術もありかもしれませんね。
chapter.3 超どうでもいい《超電導戦機インペリオン・マグナム》について
《超電動戦機インペリオン・マグナム》 融合・効果モンスター
星10/地属性/岩石族/攻4000/守4000
「磁石の戦士マグネット・バルキリオン」+「電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン」
このカードは上記のカードを融合素材とした融合召喚でのみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。
(2):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。「磁石の戦士マグネット・バルキリオン」「電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン」1体ずつを手札・デッキから召喚条件を無視して特殊召喚する。
マグネットバルキリオンとベルセリオンで融合して出してほしいらしいんだけど今時専用融合魔法を持たないテーマで融合魔法を要求するヤツは何やってもダメ。しかも場を離れた時のリターンがデッキから特殊召喚ってなんだよ。無いよ!
《融合》を入れるのは枠的にもコンセプト的にも厳しい(マグナム特化の構築ならアリ)と思います。相性の良さそうな融合魔法がコレ
テラフォーミングでサーチできる融合魔法。マグネットフィールドがテラフォーミングでサーチするほどの価値があるかは微妙だけど・・・
んーーーなんか一通り効果みたんだけどさ
私のサポートカード、弱すぎ・・・?
きづかれた
chapter.4 隣の芝が青すぎる
なんか流れ変わったな
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
前回、今回の記事を通して電磁石の戦士というテーマをなんとなく分かっていただけたかと思います。
電磁石の戦士は素晴らしいテーマです。展開力、アドバンテージ獲得力、突破性能、エクストラの柔軟性・・申し分ない性能だと思っています。
しかし凄く残念なお話なのですが、磁石の戦士の新規カードやギミックに対して
同じくストラクチャー新規であるABCのカードが強すぎるのです。
★ABCって何?という人は↓のブログで詳しく紹介してるので見てみてね。
oreタチ (@ovob_dovo) | Twitterさんのブログ
すなわち・・
電磁石「切り札のベルセリオンをサーチできるよ」
ABC「切り札のドラゴンバスターは融合デッキから使用できるからサーチいらないよ」
電磁石「βが下級の磁石の戦士ならなんでもサーチできるから安定感高いよ」
ABC「格納庫は発動するだけでABCをなんでもサーチできて召喚時に別のユニオンを装備できるから実質キーパーツ2枚にアクセスできるよ」
ABC「格納庫はテラフォーミングでサーチできるし発動時にサーチできるからターン1制限はあるけどダブっても問題ないよ」
電磁石「そういえば、うちの切り札のベルセリオンは最速で出てきてもコストが足りないなぁ」
ABC「うちの切り札のドラゴンバスターは手札コストだからコストに困らないね、ベルセリオンと違ってスペルスピード2で除去効果が使えるから仮に特殊召喚時に除去を当てられても仕事ができるよ」
電磁石「ベルセリオンは破壊された場合に除外された電磁石を帰還できるけど、今時破壊以外の除去なんて簡単に用意できるもんなぁ。バウンスでさえきついよ」
ABC「ドラゴンバスターはそもそも相手ターンなら除去をかわして帰還させられるからリスクも小さいよ」
電磁石「なんで僕はABCの子じゃないの」
やめてくれ・・
電磁石の戦士がABCに圧倒的に勝っていると胸を張れることなんて
Twitterの検索でヒットしやすいこと位じゃないだろうか・・
『Twitter検索:ABC』
うわこれ「ABC 構築」とか「ABC 展開」とか絞らないとダメなやつだ。
『Twitter検索:電磁石の戦士』の方は?
見せられないよ。なんで1時間に1ツイートくらいしか表示されないねん
chapter.5 どうなるの電磁石?
「うわーこれABCよりも電磁石の戦士弱いじゃん。組むのやーめよ。」
と思ったそこのあ・な・たに朗報!
まだ、電磁石の戦士は新規カードを隠しているのです!
現在判明しているストラクチャーデッキ海馬編の新規カードは9種類!
新テーマABCの下級×3
ABCの切り札であるドラゴンバスター×1、旧切り札との融合体×1
新規サポートのフィールド魔法&罠×2
青眼サポート×1
強化支援メカヘビーアーマー×1
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
→ 強化支援メカヘビーアーマー ←
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
コレ!!
遊戯編にあるのは
電磁石×3、ベルセリオン×1、融合体×1、サポート魔法罠×2、ブラマジ強化×1
の8種類なので
残り1枠で強化支援メカヘビーアーマーに相当する強化カード、
すなわち
電磁石の戦士からリクルートできる超強いレベル4のマグネットウォリアーが来たら逆転できるかもしれないね!!
※超つよいマグネットウォリアーのイメージ
たのむ。
→Twitterはこちら しらこ (@peroshirako) | Twitter
↓ブログランキング参加してます。