強豪DMプレイヤーに学ぶ!シャドーボックス講座【後編】

 

shirakohj.hatenablog.com

前編はこちら。

 

今回はお待ちかねのシャドーボックスの作り方です。

講師は前回に引き続き

無尽蔵のサブウエポン@E.V.A (@emblemNworld) | Twitter

さん。

作っていただくのはコイツ

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どうなるのか楽しみです!

それではさっそくどうぞ ( ˙﹏˙ )/

 

 

【まずは必要な道具から】

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①デザインナイフ ②鉄筆 ③モデラー ④定規 ⑤ピンセット※ ⑥ボンド

⑦筆ペン※ ⑧先が丸いもの※ ⑨瞬間接着剤※ ⑩綿棒※ ⑪シリコンボンド

⑫プラスチックの棒 ⑬カッターマット ⑭柔らかいマット

※の道具は無くても大丈夫だそうです。

 

そして当然必要なのは作品となるカード!

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いつもは平均6枚を基準につくっているそうですが、

今回は10枚を使って作っていきます。

【構図を決める】

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シャドーボックスは複数のカードを重ねて立体感を出していくため、10枚それぞれがどのパーツの立体感を担当するか、予め役割を決めていくみたいですね。

【各カードを剥いでいく】

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最初の下ごしらえとしてまず、1枚を残して全部のカードのイラスト部を剥がします。

剥がすことで切りやすくなるのとボンドがくっつけやすくなるんだそうですよ。

 

サブウエポン「これがシャドーボックスを作る上で一番難しいことです。紙質がいいものなら綺麗に剥がせますが悪いのなら手こずります」

しらこ「今回は安価なカードだからいいけど、レアカードでやるのはかなり度胸がいりますね」

しらこ「イラスト面を剥がすって事は、ホイル加工をしてるスーパーレアは剥がしやすいってことですか?」

サブウエポン「スーパーレアは剥ぎやすいんですが、彫りがきれいに見えないのでオススメしません」

サブウエポン「同じカードでもホロとノーマルがあるものは強調させたい部分だけ光せれるのが強みですね。」

【一番下の土台を掘る】

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まず、唯一イラスト面を剥がさなかったカードを掘っていきます。最初の構図にもありましたが1枚目は背景の黒い部分を担当します。鉄筆を使って背景の黒い部分だけを傷つけていきます。

【2枚目:残りの背景】

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1枚目と同様に鉄筆で傷をつけて重ねた時に1枚目の彫りが見えるようにします。

この赤と1枚目の黒が重なってババーンとなるわけですね。

 

サブウエポン「ここで注意しないといけないのが先に彫ってから切るということ。切った後に彫ると紙がグニャグニャになってしまいます。」

サブウエポン「切った部分は紙が少し出て来ちゃうので筆ペンを使って白い部分をぬります。」

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塗ったらこんな感じになります。赤いところは赤い筆ペン、というように塗り分けるとより自然な仕上がりになるそうです。今回は黒を使用してます。

【1枚目と2枚目を重ねてみた】

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しらこ「まだ2枚なのにすでに立体感が出てますね。あと8枚重なるのか・・。というか1枚1枚切っていくなんて地道な作業ですね・・どれだけ時間がかかるんだろう・・・」

 

【すでに切ったものがこちら】

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しらこ「3分クッキングばりのショートカット」

サブウエポン「ここまでくればもう少しです。後は組み立てるだけだと思いますがその前にパーツに立体感を出すために裏彫りをします。」

しらこ「裏彫り?」

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モデラーか先の丸い棒柔らかいマット越しにぐりぐりしていき、各パーツに丸みを帯びさせていきます。

 

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ぷっくりしてきた。

カードは固いので思いっきり力を入れても大丈夫だそうです。

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 属性マークとレベルの星もきちんとぷっくり。

サブウエポン「ここまで来たら後は組み立てるだけです」

【組み立てていく~~】

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プラスチックの棒をいい長さに切って接着剤でくっつけていきます。

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四方を囲めば大体はOK

もっと細かくなると絵の中に挟むテクニックもあるそうです。

プラスチックの棒が無い場合には隙間テープや厚みのある両面テープでも代用可能

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全パーツの枠にプラスチック棒を貼りつけて同じ高さを出せるようにします。

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名前部分、属性マーク、レベルの星のような細かいパーツはシリコンボンドでくっつけます。

 

そして・・・・

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⑧+⑨+⑩を合わせて・・・・・

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完成!!!

 

使用枚数:10枚

製作時間:約5時間

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並べてみると違いが一目瞭然

背景のババーンのおかげで迫力がありますね!

あと、何と言ってもチャームポイントの腕!!

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下からぎっと

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正面からぎっと

なんだかテカテカツヤツヤ感がありますが裏彫りの効果でしょうかね!同じカードとは思えない!

おそるべしシャドーボックス

今回作製して頂いたラギッドグローブと、前回紹介した大嵐のシャドーボックスは

香川県高松市のカードショップ「竜星のあらし」で展示予定となっています。

実物は写真よりも迫力があるので是非見てみてくださいね。(ダイレクトマーケティング)

前回、今回と記事に協力して頂いたサブウエポンさん。本当にありがとうございました。

↓RTして広めてくれたらうれしいです。