SR幻影彼岸にウェルギリウスが必要なワケ
前回の記事では浮幽さくらというカードについてと
彼岸、幻影騎士団というデッキがさくらに弱いことに触れました。
今回は僕が今考えている【SR幻影彼岸】での浮幽さくら対策についてです。
まず、はじめに幻影騎士団がなぜ浮幽さくらを食らったらだめなのか。について書きます。
幻影騎士団がさくらがきつい理由①
「ダンテ(ベアトリーチェ)がないと幻影騎士団を揃える難易度が上がる」
ありがとう。大切にします。
まず、幻影騎士団(及び派生デッキ)は墓地にラギットもしくはダスティが落ちなければ幻影2種を絡めたブレイクソードを作り幻影騎士団の動きをすることができません。
そのため、初動ではダンテを作ることが多く、そのパターンは
- ベイゴマ→タケトンボ⇒ダンテ
- ガイド→彼岸⇒ダンテ
- 彼岸+彼岸⇒ダンテ
- ベイゴマ+幻影⇒ダンテ
- 幻影+緊テレ⇒ダンテ
- 幻影+ブーツ⇒ダンテ etc.
と多様です。いずれにしろ幻影ギミックが絡まないと攻めにくいデッキなので早期に墓地に幻影(ダスティorラギット)を落とすことが目標になります。
そのため、多くの場合、初動でダンテss3枚落としを行い。手札に彼岸があればベアトリーチェを作ります。
ベアトリーチェを作れれば相手ターンでの盤面も強くなり、ダンテのお祈り3枚肥やしと違って確実にラギットを落とすことが出来るのでベアトリーチェを目指します。
このように彼岸ギミックに頼らなければ、素引き以外で幻影に触ることが難しく、仮に素引きできたとしても幻影を場に並べるためには幻影+ブーツのセットに限定されるため、墓地に落とすためには上記の合わせ持ちか「幻影+ツイツイ」「幻影+マスクチェンジセカンド」と難易度が上がります。
このことからデッキのダンテ、ベアトリーチェはゲームメイクにおいて重要な存在です。
「ちっす」
……………………………………………………………………………………
ダンテなくした。
しかし、さくらでダンテを飛ばされてしまうと、今ある手札でとりあえずダンテを出すこともできずに他のランク3で戦うことを強いられてしまいます。
僕の構築の場合、 ダンテを抜かれるとエクストラのダンテ2ベアトリーチェ2融合ダンテが機能停止し、素引きした彼岸モンスターもベアトリーチェのために使えないため死に札になってしまいます。エクストラデッキのみならずメインデッキのカードまで影響するのがさくらの恐い所です。
幻影騎士団がさくらがきつい理由②
「ブレイクソードが無いと相手モンスターの突破力が著しく下がる」
ありがとう。大切にします。
基本的に、さくらを食らうのはダンテになることと思います。それは、さくらというカードがさくら+除外対象のエクストラモンスターのセットでないと成立せず、多くの場合枠の関係で彼岸に致命傷を与えられるダンテが狙われるからです。
となると、さくらでブレイクソードが抜かれる試合はエクストラデッキにブレイクソードを入れたデッキ、すなわち【彼岸】【幻影】系デッキになります。
「ちっす」
……………………………………………………………………………………
ブレイクソードなくした。
ブレイクソードが無くなると当然リベリオンもキービートルも出せません。何より相手の高打点モンスターを除去する、という事が困難になります。
このデッキはブレイクソードで相手の場を破壊し、ブレイクソードから繋げたリベリオン、キービートル(ナイトメア)でマウントを取るデッキなのでそれが出来なくなると一気にライフが取れなくなります。特に対彼岸の場合、相手はバチバチベアトリーチェを出してきて返せない場を作ってくるので、盤面を崩すことができないと「負けないけど勝てない」という事になり、ETに持ち込まれバルバリッチャなどでライフ差をつけられて負けます。
じゃあどうすればいいの?さくらよけるの?
A:よけれまへん。
今さくらをケアするとなると
①相手より先に並べない
②通告を伏せてから並べる
ということになるんですが、後者はともかく前者はまぁ無理がありますよね。
となると、構築でなんとかするしかないんです。
要するに
「さくらを食らった場合の勝ち筋を用意する」
ということです。
そしてそれが今回紹介するスナフキンです。
こいつは彼岸のエクストラにたまに入ってるやつで、多くの場合彼岸はラビキャントを採用していないのでベアトリーチェから出て来ます。
SR幻影彼岸の場合、ベアトから出すこともできますが注目すべきはこいつは彼岸モンスターにも関わらずシンクロ素材に縛りが無いので緊急テレポート⇒幽鬼うさぎからシンクロで出すことが出来ます。(※緊テレうさぎ採用してる構築に限ります)。
また、2本目以降こちらもさくらを採用しているのであれば召喚権は必要になるもののさくらもチューナーなのでシンクロすることが出来ます。
で
こいつの効果は
手札の彼岸を捨てて
相手の場(or墓地)のモンスターをデッキに戻す。
効果です。
つまり、
さくらを食らってダンテを飛ばされても手札の彼岸を活用することが出来、ブレイクソードが無くても相手の盤面を返すことが可能になるワケです。
しかもデッキバウンスだから面倒なベアトリーチェも安全処理でき、
ファーファを捨てれれば2面処理して2500ダメを通せるのでブレイクソード⇒リベリオンと同じ役割ができますね。
あと、最近は全く見なくなりましたがこのデッキの天敵である飛翔するGの解答にもなります。
ありがとうスナフキン。
現在のエクストラ
ちなみに上が以前店舗代表戦で使った構築のエクストラで下が現在のエクストラです。
ブレイクソード3枚目の枠は正直このとき迷っていました。
このデッキは前の突破をブレイクソードに頼っており、幻影霧剣の「対象モンスターは効果が無効になり、攻撃対象にならなくなる」というデメリットの関係上、相手の展開を霧剣で止めて、返しにブレイクソードでそいつを割って霧剣を解除しつつダメージを取る、という一連の流れになります。そのため最序盤に相手にダークロウなどのやっかいなモンスターを出された場合、ブレイクソードに頼らないといけない場面があり、そこでブレクソードを1枚消費することで残り一体のブレイクソードでライフを削りきる必要があるので勝つためのハードルがあがります。ブレイクソードがヴェーラーを受けてしまった時も同様です。ブレイクソードが無いとファーファレルくらいしか相手の場を空けれず、霧剣を解除できません。
スナフキンを入れる事で、さくら対策をするとともに上記の3枚目のブレイクソードのポジションを担ってくれました。
「さくらなんて食らわないだろ」
「さくら食らったら負けでいいや」はもったいないので
みなさんも浮幽さくら対策にスナフキンを入れてみてはいかがでしょうか。
ほかにいい方法あれば教えてください(・∇・)
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