SR幻影彼岸について【ブロック戦優勝】
先日遊戯王のブロック代表戦に参加してきました。
場所は香川県の竜星のあらし、エリアは四国2です。
参加人数は該当者なし、の人がいて予定より少ない11人。
結果は
0回戦 免除
1回戦 竜剣士EM 〇×〇
2回戦 竜剣士EM 〇〇
決勝 彼岸 〇〇
で、選考会に進めることになりました。
使用デッキは店舗予選と同じく【SR幻影彼岸】です。
1.ブロック戦使用構築
メイン41枚
《モンスター》24枚
ベイゴマ3タケトンボ1
ガイド3スカラ2ガトル2ファーファ1グラバー1
ブーツ3ラギッド3ダスティ2
増G3
《魔法》5枚
ツイツイ2セカンド3
《罠》12枚
魔封じ3宣告1通告3死デッキ2霧剣3
エクストラ
ダンテ2ベアト2巡礼者1ダークロウ1ブレイクソード2リベリオン1
キービートル1リヴァイ2トーテム1未来皇1グランパルス1
サイドデッキ
ナイトメアシャーク1アルティメットレーナー1
幽鬼うさぎ3浮幽さくら3ブラホ1ツイツイ1
ライボル2ユニバース3
今月は制限改訂も控えているので、現環境の構築はあまり需要がないかもしれませんがちょこっとだけ書きます。SR幻影騎士団の基本的なことに関しては過去の記事にまとめてるので見てください。
2.ブロック戦環境の予測
店舗代表者のほとんどが顔見知りでデッキ分布の予測が容易でした。
店舗予選の段階での分布がEM5人、彼岸5人、不明2名(帝orノイドorネクロスorEM)であり、彼岸の一部がEMに乗り換える可能性を加味してブロック代表戦はEM6:4彼岸だと推測しました。
そこで主にEM、彼岸を意識した構築にし、対帝はそこまで見てません。サイドデッキを見てもらえばどれだけEM、彼岸に比重を置いているかが、分かると思います。
当日の大会分布は
EM⇒5 彼岸系⇒4(自分含む) 帝⇒1 ネクロス⇒1
でほぼ予想通りの分布となっていました。
3.メインデッキについて
手札誘発はEM、彼岸双方に有効である増殖するGを3投。幽鬼うさぎはEMに有効であるものの彼岸にいまいちなのでサイドに回しました。
それと共に以前採用していた緊急テレポートは不採用にしました。
先攻構築なのでツイツイは2枚に抑え、先攻で手札を切って強く動けるチェンジセカンドを3投しました。
EMへの勝率を高めるためにメインから死デッキを採用、実際メイン死デッキを決めた試合は全部勝っています。しかし、2本目以降は相手がシャドールドラゴンやライダーを入れてくる裏目があるため後攻の時だけ残しました。
4.【SR幻影彼岸】or【幻影彼岸】?
ベイゴマックスの採用は直前まで悩みました。
幻影の派生デッキに【幻影彼岸】があります。このデッキはSRが入っていない分彼岸が多く採用されていることで、先攻で高確率でベアトリーチェを立てることが出来ます。そうするとベアトで幻影カードにアクセスしやすくなる分、幻影の採用枚数を減らすことが出来るため事故の少ないスマートな構築であると言えます。僕自身、何度もSR入りと無しの構築を大会に持ち込み、比較を行いました。
どちらも一長一短でしたが幻影彼岸を使っていて1つ気になったことがありました。それは、後攻での弱さです。彼岸の枚数が多いので先攻はベアトを立てやすくて強く感じたのですが、EM相手の後攻展開が苦しく、相手の妨害に屈したり盤面を捲りきれずに力負けすることが何度もありました。
最近の彼岸にSRを採用している型が多く見られることもあり、彼岸ですらSRの力を借りないと厳しいのに、このデッキがSRを入れないのもどうかと考え、最終的に以前から使用していたSR入りを選びました。もともとこのデッキはSRを入れるメリットが大きく、欠点と言えばスロット消費が激しいことだったため、他のカードの採用枚数を調整することで何とか枠に収めました。
ブロック戦当日でもSRは大活躍し、入れてて正解でした。
5.未来皇ホープについて
「No.」モンスター以外の同じランクのXモンスター×2
ルール上、このカードのランクは1として扱う。
(1)このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージは0になる。
(2)このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時に発動できる。その相手モンスターのコントロールをバトルフェイズ終了時まで得る。
(3)フィールドのこのカードが効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。
基本的に使い終わったリヴァイエールやグランパルスなどを素材にして出します。
普通にランク3を並べて出すだけでなく、このデッキの場合、墓地から霧剣の効果で蘇生したブレイクソードも素材にできるお得プレイもできます。
※ブレイクソードの墓地蘇生効果を使った後だと光属性を出せないため、未来皇を出す場合は順番に注意
このカードの強みは「盤面突破」と「ライフ奪取」にあります。
①ベアトリーチェのように破壊したくないモンスターを安全に突破してダメージを取ることができます。
②サイドにユニバースを採用する彼岸を見るようになり、アルティメットレーナーの解答となります。また、トレーナー同様破壊が困難な巡礼者の解答にもなります。
③ETで相手の高打点モンスターを奪取してライフを取りに行けます。
これまでは未来皇の枠にウェルギリウスを採用していました。
メインからうさぎ、緊テレが抜けたことでウェルギリウスを出しにくくなり、ユニバースを見るようになった今ウェルギリウスよりも出しやすく多くの役割を持てる未来皇の方が有用だと判断しました。特に対彼岸だとETに入る場合が多く、バルバリッチャを持たない分ライフ奪取カードは多い方がいいと思い未来皇を採用しました。
6.サイドカードについて
◎ナイトメアシャーク
対彼岸ETで絶対勝つため。
◎ユニバース、さくら
対彼岸2本目以降負けないため。
◎ブラホ、ライボル2
対EMで後攻時に相手の展開を必ず捲るため。
◎ツイツイ1
今回はハーピィの羽箒を採用せず、ツイツイを優先しています。理由は羽根箒が自分のターンに相手の伏せを除去することしかできず汎用性の面でツイツイに劣っているからです。
ガイドに召喚権を費やすと手札で幻影が浮いてしまうのがこのデッキのネックなのでできれば手札コストにしてすぐ墓地に送りたいです。墓地に幻影があるかないかでは展開の強さも動きの幅も全然変わってきます。ダンテが出る回数が少ない試合ほど早く勝てますから。
幻影を切るだけでなく、対彼岸ではファーファレルを捨てることも重要になります。対EMではベアトを立てて相手ターンにファーファを落として妨害、という使い方が主であり、この構築の場合ファーファ及びガトル2の最大3発の妨害が可能になります。
一方対彼岸では自分のターンに相手モンスターをどかしてライフを取る、ということが対EMよりも難くなるため、ファーファレルをダンテ効果で回収し、自分のターンに使用するプレイを意識しています。
ツイツイのコストでファーファを使用することで相手のバックを剥がしながら相手のベアトをどかす(効果を使わせる)ことが出来、相手の手札誘発以外の妨害をほぼ無視できます。他にもEM相手に相手ターン中にPゾーン割に行ったり・・普通の事しか言ってないですがこのデッキにおける「手札を切る」という行為が重要という事が伝わったのではないかと思います。
今回は元禁止カードディスっておわりです。
7.さいごに
ぱっと思いつくところだけ記述したので、もし質問等ありましたらこの記事もしくはTwitterに気軽に質問ください。
今日のブロック代表は貰ったな。もし取れなかったら木の下に埋めて貰っても構わないよ。 pic.twitter.com/YTWrI6xSxm
— しらこ (@peroshirako) March 5, 2016
このブログ開設時からこのデッキを使ってきましたが、初めてのブロック代表進出、初めての選考会へ進出することができました!今月は制限改訂も発表され環境も変化することと思いますが、環境の許す限りこのデッキで頑張ろうと思いますので今後もよろしくお願いします。
あ、そういえば。制限改訂で幻影騎士団に被害が無かった時用のギャグ考えたんですよ。
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